
ラシェンテでは、さまざまなコンテストへ挑戦を続けています。
チャレンジすればするほど、美容師としても、人としても大きく成長できると信じているからです。
そして、その成長を、サロンに来てくださるお客様への“デザイン”と“心地よさ”というかたちで還元していけるよう、
スタッフ全員で毎年コンテストに挑戦しています。
先日、京都で行われた「三都杯」に参加してきました。
三都杯は、関西を代表する美容コンクールとして長く愛されてきた大会で、
今年でちょうど30回目を迎える、歴史と伝統のあるコンテストです。
美容師一人ひとりが、日々磨き上げてきた技術力やデザイン力、そして“美”に対する感性を最大限に研ぎ澄まし、
真剣勝負でぶつけ合うハイレベルなステージとしても広く知られています。
その記念すべき30回という節目の年に、ラシェンテとしては初めての三都杯チャレンジとなりました。
今回エントリーしたのは、これまでにもさまざまなコンテストで受賞歴のある精鋭の3名。
日頃のサロンワークだけでなく、営業後や休日の時間を使って作品づくりに取り組み、
何度もモデルさんと打ち合わせを重ねながら、三都杯という大舞台に向けて準備を進めてきました。
コンクールごとに、大会の趣旨やコンセプト、求められるデザインの方向性は大きく異なります。
「どんな世界観をつくるのか」
「モデルさんの個性をどう引き出すのか」
「今の時代感やトレンドをどう表現するのか」
そういった要素を細部まで研究し、優勝を目指す選手たちは、何年もかけて作品をブラッシュアップしながら、毎年チャレンジを重ねていきます。


今回ラシェンテから挑んだ3名も、会場に満ちる独特の緊張感や熱気、
全国から集まった美容師たちがつくり上げるハイレベルなデザインの数々を、肌で感じることができました。
間近で見る他サロンの作品からは、「こんな見せ方があるのか」「この質感のつくり方は新しい」といった気づきが次々と生まれ、終始刺激の連続。
自分たちの現在地を知ると同時に、「もっとこうしたい」「来年はここまで表現したい」という次のチャレンジへの意欲が、さらに強くなった大会でもありました。
決勝大会にノミネートされた作品はどれも完成度が高く、一つとして似ているものがない、圧巻のクオリティ。
ヘアだけでなく、モデルさんの表情・メイク・ファッション・ポージングに至るまで、
トータルバランスの取れたデザインばかりで、「日本でも屈指の実力派コンテストである」と改めて実感させられる時間となりました。

審査員の先生が仰っていた印象的な言葉があります。
「チャレンジの数だけ感謝があり、学びがあるのがコンテストの素晴らしさ。」
まさにその通りで、今回の三都杯も、結果だけでは測れないたくさんの価値を私たちに与えてくれました。
モデルさんや応援してくれるスタッフ、お客様、そしてこのような場をつくってくださる大会運営の方々への感謝の気持ち。
準備のプロセスや本番を通して得た、技術的な発見やメンタル面での成長。
それらすべてが、日頃のサロンワークへとつながる大切な学びになっています。
コンテストは特別な場でありながら、その本質は「お客様一人ひとりを素敵にする」という、私たちの原点と同じです。
だからこそ、作品づくりで培った感性やこだわりを、ふだんのスタイル提案や似合わせ、カウンセリングの中にも落とし込みながら、
これからもより良いデザインを追求していきたいと感じました。




